「出来ない」から「必ず出来る」へ
年に何度か箱根の温泉に泊まりに行くのですが、旅館に泊まって感じる事が有る。
温泉業界も生き残りの為か、箱根に行っても、建物の中の改築がされていて、ハード面は、凄く良くなっている気がする。
ソフト面(サービス)の部分でも、コンサルを入れているのか、今に合わせたマニュアルが有るのか、凄く、お客様に喜んで頂く為に行動してくれているように感じる。
ただ、食事やお風呂の時間だけは、昔のままのところが多い。
大浴場に入れる時間、朝、夕食の時間、ここにもお客様目線を入れると他との差別化が出来る気がする。
東京で通常業務を終えて、泊りに行ける距離に有るのが箱根、翌朝、早く出れば、通常通り仕事に行く事も出来る。しかし、仕事が終わって来れば、夕食は21時位にして欲しいが、遅い所でも20時、朝も、7時過ぎから、風呂は24時までなどもある。
人員の問題で、遅くに夕食を出すのは無理、早くに朝食を出すのは無理、夜遅くに風呂で事故が有ったら困る等々、サービスを売る側の都合が有るのだろう。
お客様が、遅い夕食を望むなら、早い朝食を望むなら、それは無理ではなく、やると決めて、出来る方法を探せば、他との差別化は、間違えなく出来る。
温泉業界の事も分からず何を言ってるのと、関係者は思うでしょう。でも、お客様目線とは、そういうものです。業界の常識を捨てて、お客様目線で出来る方法を考え実践しているところは、伸びている。
実際に、朝早く出かけるって言えば、通常の朝食は出せないが、おにぎりに、おかずを付けて、車で食べれるようにして用意してくれる所もある。嬉しいサービスですよね。
旅館に限らず、皆様の仕事に置き換えて考えて下さい。自分たちの業界の常識を捨て、お客様目線で考え、便利、喜ばれると思う事を、やると決め、出来る方法を考える。そんな人達が、成功する訳です。
ABCクッキングの人気コースで、手作りパンを作るコースがある。粉から、練って、発酵させて、焼く、通常では、何時間も掛る工程を、2時間のコース内で完成させる。
常識人のABCの講師陣が無理と言う中、創業者は、粘り強く説得し、何度も改善し、パンコースを完成させた。
「出来ない」ではなく、「必ず出来る」からスタートすれば、必ず道は開ける。
何でも揃ってる今の時代、不便は無いなんて思っていませんか?あなたが、何かをしようとする時、閉まってるとか、こんなサービスが有ればって感じる事が有るはずです。
でも、常識人は、「そういうもの」で終わらせる、「仕方ないよね」で終わらせる。あなたの業界で、お客様が困ってる事が有るなら、やる方法を考えませんか?
無理、ダメのほとんどは、サービスをする側の大変、手間がかかる等の問題があるからです。お客様が望む事を受け入れるのは、サービスを行う側から見れば、面倒臭い訳です。この面倒臭いを乗り越えれれば、間違えなく業界で抜き出れるはずです。
是非、「やる」と決めてから出来る方法を考えてみて下さい。
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2014年5月30日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:経営学