営業「虎の巻66条」(基礎編12)
12、そうですか、凄いですね、さすがですね~3S言葉を連発する。
皆様は、どうですか?あなたが話す言葉に、相手が、身を乗り出す位の姿勢で、そうですか、凄いですね、さすがですね、と言ってくれれば、話をしていて楽しいはずです。相手が、興味を持って、あなたの話を聞き、褒めてくれれば、悪い気はしないはずです。
以前、知人の紹介で、会社に営業に来た若い営業マンが居た。何を言っても、凄いですね、と言って褒める。でも、心ここに有らずと言った感じで、全然、心地よくない。マニュアル通りに、相槌を打ちながら、褒めているって感じだった。
ところで、どちらの出身でしょうか?と、その営業マンが言った。
えっ・・・
ほんの数分前に、私は出身地を言って、お祭りの話をしたのに対し、凄いですねと、その営業マンは、言ったばかりだった。やっぱり、うわの空で、私の話には何の興味もなく褒めていたようだ。だから、右から左って感じで、頭に入っていない。
私も、話をするのが、バカバカしくなり、話を止めると、彼は、自社のパンフレットを出し、会社の説明、商品の説明をして、帰って行った。勿論、そんな彼から物を買う事もなく、その後、会う事は無かった。ちなみに、その彼から、手書きのハガキでお礼状は届いた。これも、マニュアル通りって感じで、心を動かされる事は無かった。
逆に、ある飲み会で会った高校生がいた。彼は、社長を目指しているようで、私の話を食い入るように聞き、凄いですね、私も、会長のようになりたいですと連発する。2時間、その会場に居たが、1時間半位、彼と話をした、と言うより、褒められ、ついつい話し込んでしまった。
主催者に、会長と話をしたいという方が待ってるので、ちょっと良いですか?と言われ、別の所に行く事になった、呼ばれなければ、彼と、会が終わる迄、話しただろう。
これは、子育てでも同じです。
子供は、学校で良い事が有ったり、先生に褒められたら、嬉しくて、家でも、ハイテンションで、聞きもしないのに、勝手に話す。そんな経験は、子育てをしている親なら、誰でも有るのではないでしょうか?
その時、凄いじゃない~と、心から言うと、子供は、もっと、もっと話をしますよね。ダメな親は、夕食の準備が忙しいからと、うわの空で聞きながら、心無く褒める、当然、子供は落胆し、親に、色々語らなくなる。そのうち、親子の間に、大きな溝が出来る訳です。
父親も同じ、せっかく子供が、褒めてもらおうと話をするのに、疲れているからと褒めるどころか、聞こうともしない、これでは、コミュニケーションは取れませんよね。子供とも取れない人が、お客様とコミュニケーションを取ろうなんて、大きな間違えじゃなでしょうか?
普段から、相手に興味を持ち、本気で、そうですか、凄いですね、さすがですね~の3S言葉を連発する癖を付けて下さい。そうすれば、間違えなく、相手は、心地よくなり、勝手に、しゃべってくれて、コミュニケーションは取れるはずです。
その時、興味を持って、本気で、褒めるって事を忘れないで下さい。
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2014年8月14日 | コメント/トラックバック(0) |
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営業「虎の巻66条」(基礎編11)
11、お客様の一言一句聞き逃さない。
これは、真面目で、熱心で有れば、有るだけ、失敗しがちな営業です。
ついつい、説明に熱中し、お客様の言葉が、耳に入らず、無視した形になり、お客様を不快にさせ、契約に至らないケースです。非常に勿体無い話です。
営業の入門編を思い出して下さい。聞く、褒める、質問する、商品の説明より、お客様の話を聞く事が、重要って事です。物を売るのは、あなたが、売っている商品の前に、あなた自身を売る。あなた自身に、お客様が、好意を持ってくれる事から始まる訳です。コミュニケーションを取るって事です。
自分の言葉を無視する人に、好意を持ちますか?そんな人と、コミュニケーションが取れますか?NOですよね。
だから、これは、絶対に犯してはいけない過ちです。
以前、家電量販店に、ビデオデッキを買いに行った。1番組録画中に、裏番組も録画出来る、裏録機能と言うのがあるビデオデッキが有ると聞き、ビデオ売り場で、最新デッキを見ていた。
そこに、ビデオデッキ売り場担当のスタッフが来て、その最新機種の、特徴を説明し始めた。とにかく、画質の凄さを語る。でも、私は、そんな事には興味ない、説明途中に、裏録は出来るの?と尋ねたのだが、画質の違いの写真を手に、一生懸命、説明を続ける。私の質問など、耳に入っていないのか?私の質問には答える事無く、説明を続ける。
私は、そのスタッフの説明を最後まで聞く事無く、その場を後にしました。勿論、買わずに帰りました。
別の時、ビデオカメラを、家電量販店に買いに行った。その時は、ビデオカメラに、プロジェクター機能が有り、撮影した映像を、その場で、壁に映せる機種が有ると聞き買いに行った。同じように、最新機種を見ていると、スタッフが、その機種の素晴らしさを説明しようとした。
私が、プロジェクター付きって有るの?と尋ねると、それでしたら、こちらですと言い、その機種の前に案内してくれました。何種類か有る機械の違いを尋ねても、そのスタッフは、別のメーカーの方のようで、良く分からない様子でしたが、私の言葉に耳を傾け、誠実に答えようとする姿勢は感じました。
何度か、詳しいものを連れて来ますと言ってくれたが、そのメーカーのスタッフは、別のお客様を接客中だった。だから、その彼は、分からないながらも、私の言葉に耳を傾け、誠実に回答してくれたので、結局、詳しい説明の無いまま、購入しました。
商品の説明より、お客様の言葉を聞き逃さない事の方が、数十倍、数百倍、重要だと言う事です。
数名で、会話していても、そうじゃないですか?
Aさんが、何かの話をする。その話に、あなたが、私も同じような経験がありますと突っ込む。ところが、それに反応する事無く、Aさんは、自分の話を永遠と続ける、その時、あなたは、Aさんに良い感情を持ちますか?持ちませんよね。
でも、Aさんは悪気が有る訳じゃない、自分の話に集中して、あなたの言葉が耳に入っていない訳です。もし、あなたが、割り込んで来た時、どんな経験ですか?聞いてくれると、Aさんに対し、好感を持てるはずです。
だから、あなたがAさんの立場で、話をしている時でも、周りの言葉に耳を傾けながら、話をする癖を、日頃から、付けておくべきです。普段、他人の話を聞いていないと、営業に行った時も、お客様の言葉を聞き逃してしまいます。
説明よりも、お客様の一言一句を聞き逃さない事の方が、重要だと言う事です。説明に余裕を持つ為にも、普段から、商品の説明をする練習が大切です。
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2014年8月13日 | コメント/トラックバック(0) |
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【謙虚】
色んな社長と話をすると、中途採用より、新卒の方が良いと、ほとんどの方が言う。
何故?
新卒は、素直で、謙虚だからです。
それに対し、転職を繰り返し、雇われ側を続けている人達は、指示した事を素直に実行しようとしない人達が多いようだ。
前の会社では、こうだった・・・、この会社には、このシステムはなの?・・・、こんなのは、下請けが・・・
前の会社と比較し、謙虚に受け入れない。その結果、また、転職する。だから、多くの社長達は、新卒を好む。
あなたが、独立を目指すなら、転職は否定しない。但し、転職先で、前会社との比較をして、不平不満を言うなら意味が無い。転職を繰り返すなら、どの会社でも、本気で、結果を出す迄、働く、そうすれば、その会社の良い所、悪い所が見えて来る。
色んな会社の良い所を、どんどん取り入れ、嫌だと感じた事は行わなければ、良い会社が出来る。
あなたの成功の為に、色んな会社を実体験する事は、素晴らしい。そして、力を付ける為にも、批判する事より、謙虚な心を忘れない事です。
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2014年8月12日 | コメント/トラックバック(0) |
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