営業「虎の巻66条」(基礎編17)

17、お客様を名前で呼ぶ

飲み会で、初めて会った方から、國武さん、國武さんと会話の中で、何度も名前で呼ばれた事が有る。あなたも、そんな経験はあるんじゃないですか?

その時、何だかやけに親近感を感じる、と言うより、初めて会った気がしない。以前から知っていたような錯覚し、その人の話に耳を傾けてしまう。

名前を呼ぶって言うのは、相当に相手との距離を縮める力が有ります。

私は、國武(くにたけ)ですが、初めて会った方と名刺交換すると「コクブ」さんと呼ばれる事が、しばしばある。否定するのが面倒で、否定しないと、コクブさんと連発する人が居たが、これは、相手とに距離を縮める上ではマイナスです。

名前を呼ぶなら、間違わないようにしないと、逆効果になります。

以前、必要以上に名前を連呼する人がいましたが、これも、凄く違和感があり、逆効果です。

自然に、友達と話す時のように、名前を呼ぶようにすると良いんじゃないでしょうか。

名前を呼ぶ時に、重要な事が有ります。それは、相手の目を見るって事です。相手の目を見て、名前を呼ぶ。これは、相手との距離を縮めるのは勿論ですが、顔と名前が一致する効果が有ります。

何かの交流会や、飲み会で、多くの方々と名刺交換をして、家に帰ると、名刺の相手の顔が思い浮かばないって経験は、誰もが有るのではないでしょうか?

私は、物覚えが悪いから仕方ない、そんな風に諦めていませんか?

そうではありません。顔と名前を一致させる行為をしていないから、あとから顔と名前が一致しないのは、当然です。聖徳太子でも無理でしょう。

今度、名刺交換する時に実践して見て下さい。目を見て、会話の中で、何度も、何度も、名前を呼ぶ。そうすれば、自然と顔と名前が一致するようになります。家に帰り、名刺を見れば、顔が浮かんで来るはずです。

数日間、何度かその名刺を見て、相手の顔を思い浮かべる癖を付ければ、今度会った時に、スッと名前が出て来るはずです。年を取ったから、相手の名前が出て来ないって言うのは間違えです。覚える為の行動を行っていないだけです。

私が尊敬する、富士山を世界遺産にした実行委員長の㈱ルネッサンス・ユニバーシティの小田全宏会長と言う方が居ます。松下政経塾で、松下幸之助から直接学び、陽転思考を提唱し講演活動行っています。脳の研究を行い、アクティブブレインセミナーと言うのも行っていて、このセミナーを受けると、あなたの本来の脳の素晴らしさが分かります。

私もこのセミナーを受け、十数人の顔と名前を一致させるのに、たったの数分しかかかりませんでした。驚きました。60歳を超えている方でも、同様に出来ます。

記憶力が落ちて来たと、自分自身が勝手に決め付けているから名前を覚える事が出来ないだけです。今日から、相手の目を見て、名前を呼ぶ行為を実践してください。


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