営業「虎の巻66条」(基礎編20)
20、仮に、決める場合、どちらにしますか?時期は、来週の月曜日からで宜しいでしょうか?
結果を出す営業マンと、出さない営業マンの差は、この20条と、次の21条の部分です。
入門編3条、基礎編21条と、細かなテクニックを書きましたが、出来る営業マンは、仮に、決める場合・・・・という感じで、決める事を前提に、過程の話を組み立てて行きます。
「是非、前向きにご検討下さい」でも、「どうでしょうか?」でもない。どちらにしますか?です。商品Aにしますか?Bにしますか?です。どちらを選択しても、成約の選択です。
契約日も、いつからが、宜しいですか?ではないのです。月曜日ですか?火曜日ですか?と具体的に、こちらから日付を決めて行きます。これが、トップセールスマンです。
お客様が、勝手に買ってくれる訳では御座いません。IPHONの新作や、人気ゲームソフトのように、発売1週間前から並んで頂けるような商品を売っているなら別ですが、中々、そんなヒット商品ばかり販売している方は少ないでしょう。だから、営業マンが必要になり、同じ商品を、同じ1ヶ月販売しているはずなのに、成績に大きな差が出て来る訳です。
よく出来る営業マンは、女性にもモテルと言いますよね、当然の事なんです。
例えば、あなたの周りに、アイドル的な人気のあるP子さんが居たとします。
成績の上がらない営業マンDさんは、P子さんに、今度、食事に行きませんか?と、勇気を出してデートの誘いをしました。すると、P子さんから、今度機会が有れば・・・と、肯定的な返事が、予想外に返って来た。誘っておきながら、予想外の返事に、じゃあ、今度、日にちを決めて誘いますと言い、その場での話は終わってしまった。
この会話を聞いていた、トップセールスマンのF君は、P子さん、イタリアンとお寿司、どちらが好き?と尋ねた。P子さんは、イタリアンかな・・・すると、F君は、そうなの?僕もイタリアン大好きで、目黒に、無茶苦茶美味しいイタリアンのMって店が有るんだけど、行った事ある?と尋ねた。P子さんは無いと答えた。じゃあ、今日か、明日、仕事が終わったら、S子や、Y子も誘って行こうよ、丁度、今、○○フェアーやってるから・・・・・
あなたは、この後、どうなったか分かりますよね。
P子さんとF君は、同僚達とイタリアンに行きました。これ実話です。
このF君の、P子さんへのアプローチこそが、成績を上げる営業マンの会話です。P子さんに選択させている訳ですが、答えは、YESしかない事に、感の良いあなたは気付きましたよね。そして、日時も、行く事を前提に、どちらかを選択させる。これが、出来る営業マンの会話です。だから、女性も口説ける訳です。
顔が良いとか、会話が上手いからではない、相手に選択させているようで、YESに導く会話をしている訳です。
仮に、決める場合Aですか?Bですか?導入は、月曜日ですか?火曜日ですか?どちらも、YES、どちらを選ばれても、問題無く契約に進む選択をさせる会話をして下さい。主導権を、お客様が握っているようで、実は、あなたが、成約に誘導している訳です。
実は、今、私は新店舗の話を進めているのですが、交渉相手の不動産屋は、まさに、この出来る営業マンの対話で私に交渉をしてきています。
仮に、この条件と、この条件が、クリアー出来たとして、来週の月曜日の契約は可能ですか?このAの条件が、クリアー出来なかった場合、こちらのBの条件を変更すれば、契約は可能ですか?・・・・・こんな感じで、どの選択も契約に導く対話で私を成約へと導いています。この営業マンは、出来る男なんだろうなと感じます。
あなたも、是非、YESの選択しかない会話でお客様を契約に導いて下さい。
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