営業「虎の巻66条」(もっと売上UP編2)

2、時間を決めて本日お会いしたお客様全員に、お礼の電話をかける。

これが、無茶苦茶、即効性のある売上アップ法です。すごくアナログ的ですが、お客様の心を掴む方法です。

あなたが、もし、後輩数名を連れて飲みに行った時に、翌日、必ずお礼の電話をくれる後輩が1名だけいたとします。ある時、超プレミアムのコンサートのチケットが2枚だけ手に入り、誰か1名だけ連れて行けるとしたら、その後輩たちの中から、誰を誘いますか?

間違え無く、いつもお礼の電話をくれる後輩じゃないですか?

このお礼の電話1本が人の心を掴むのです。実際に、お礼の電話を始めて、翌月、倍以上に売上を伸ばした店舗や、営業マンは数知れず居ます。

以前、5店舗ある中古車チェーンで、毎月、ダントツ最下位の店舗が有りました。毎週の会議で、他の店長から、毎回、バカにされ、降格させるべきだとまで言われた、最下位の店長に、社長が言いました。

明日から、毎日、営業終了後1時間、今日来たお客様全員に、お礼の電話をし、担当者の対応に失礼が無かったか聞くように命令した。そして、来月も、最下位だったら、社員への降格を告げた。崖っぷちに追い込まれた店長は、社長の指示通り、全員に電話をし、お礼を伝え、担当者の不手際等がなかったか?お客様に不快な思いをさせていないか?丁寧にお聞きした。

その結果、その月に、その店舗は、前月の2.5倍の売上になり、5店舗中トップになりました。たった、1本のお礼を入れただけでです。勿論、その電話をする事で、社員のお客様への対応は、数段良くなった事は言うまでも有りません。当然、会議で社長は、他の店長達にも、お礼の電話をするように言いましたが、誰ひとりやらなかったようで、売上は伸びませんでした。

雇われタイプの人間は、面倒な事は、目を光らせて管理するか、余程の危機感がなければ行いません。目の前に結果を出した人間が居ても、彼は、特別ですと言い、面倒な事をやらない事を正当化しようとします。

私は、起業塾を行って居ますが、これを実践している塾生達は売上を確実に伸ばしています。整骨院を行っている塾生は、このお礼の電話を、スタッフに入れさせてビックリしたと言います。1日が終わり、本日ご来店頂いたお客様へ、「本日は、ご来店頂き、ありがとうございました、施術後はいかがでしょうか?何か問題等御座いましたら、無料でやり直させて頂きますので、ご遠慮う無くおっしゃって下さい。」と電話をさせたところ、ほとんどのお客様が、次回の予約を入れてくれたそうです。何故かと言うと、そんなお礼の電話お掛けて来る整骨院は、今まで無かったから、お客様の心を掴んだ訳です。当然、、売上は即UPしました。

飲食店のオーナーは、塾長、私は飲み屋ですから、お礼の電話を入れると逆効果だと思うのですが・・・と言いました。そんな事はないので、飲み屋なら、翌日にお礼の電話を入れるように言いました。すると効果は、即、出たようです。実は、風俗店でも、これに近い電話を実施し売上を伸ばしたところが有ったので、私は自信を持って彼に指示した訳です。

昔だったら、携帯電話が無いので、会社に電話を入れる事になり、飲み屋からの電話は逆効果だったかもしれませんが、今は、携帯電話ですから、「今、ご迷惑じゃないでしょうか?」と一言言えば、何の問題も御座いません。

これを継続出来れば、間違え無く成功します。ところが、ほとんどの方が継続しないのです。新規のお客様にはやるのに、何度もリピートし常連になってくれたお客様に対し、何故か、やらなくなるのです。お客様から、毎回、電話くれなくても大丈夫だからと言われ、遠慮して掛け無くなるようです。あなただったら、どうですか?お礼の電話を迷惑だと感じますか?お礼を言って、また来てくださいと言えば、営業電話になり迷惑ですが、純粋にお礼の電話を頂いて不快になる人はいません。親しき仲にも礼儀ありと言いますよね。

私は、20年以上付合っている営業マンがいますが、彼は、一緒に飲むと必ず翌日にお礼の電話をしてきます。だから、彼が販売している商品を他から買う事は御座いません。

騙されたと思って実行して見て下さい。効果てき面です。もし、お客様が、不機嫌になったとしたら、余程、酷い接客をしたのではないでしょうか、基本的な接客から見直す必要があります。

 

 

 


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