営業「虎の巻66条」(基礎編15)
15、お客様の前で、マイナス言葉は使わない。
売れない・・・、うちの社長が・・・、店長が・・・、全然、売れなくて・・・、給料が安くて・・・、とりあえず・・・
こう言い言葉を、お客様の前で使っていませんか?
お客様と、仲良くなったり、長い付き合いになると、ついつい無意識のうちに、上司や社長、会社の体制について、愚痴を言ってしまう。そんな人から、何かを買いたいでしょうか?だいたい、こう言う愚痴を言う時は、既に、顧客になっているお客様が多いから、そんなに営業に支障がないように思えます。
しかし、いくら仲良くなっていても、自分を担当している営業マンが、そんな愚痴を言っていたら、紹介しようと思っている知人が居ても、紹介しないでしょう。
「とりあえず」って言葉も、営業に来た人が、よく使います。とりあえず1ヶ月だけ使ってみて下さい、と言った感じで。即行性がある商品なら、とにかく、使ってもらう事で、お客様に良さが分かるので、絶対に、マイナス言葉でダメって言う訳じゃないですが、だったら、「間違いなく○○様に喜んで頂ける商品ですから」と、強く勧める方が良い。あなたの自信が伝わる言葉を使って下さい。
以前、誰もが知っている大手と定期的に取引が有った。その時の担当者は、とにかく、私の所に来て、会社の体制、給料、直属の上司の悪口を言いまくる。私は、彼に、だったら辞めれば良いじゃない?と毎回、言っていた。何年か付合いが続いたところで、その会社が、業界最大手と合併した。
そうなると、合併とは言っても、大手の方の人達が良いポストに付き、彼らの居た会社の人間は、要らないと判断された人は、退職に追い込まれて行くらしい。当然、当社を担当していた彼も、ちょっと粘っていたが、退職する事になった。
本人は、合併後も、会社の悪口を言いながら、居座っていたが、そんな社員にいつまでも給料を払うほど、彼の居た部署の上司は甘くなかったようだ。そして、彼は、同じ業界に転職し、私を訪ねて来た。
「会長、新しい会社の名刺です、とりあえず、1件、お付合いお願いします。」と言ってきた。あなたなら、どうしますか?私は、お断りしました。今までは、大手で、会社が力を持っていたから、私は、長年に渡り、我慢して来た。そんなマイナス思考の営業マンと、本来、付合いなどしたくない。
私は、彼に聞いた。どう、今までの、お客様は、契約してくれた?すると、いや~、皆さん、中々、お付き合いしてくれないんですよ、以前ほど会社が大きくないですから、信用が、今一みたいなんですよね、会長、お願いしますよ・・・と、こんな感じでした。
相変わらず、会社の悪口を言い、自分自身の生き方に非が有る事に気付いていないようだ。マイナス言葉を口にする営業マンと、喜んでお付合いするお客様は居ません。会社の看板があるから、仕方なく付合っているだけです。
もう1人、10年以上、付合いのある営業マンだいます、こちらも大手ですが、彼は、素晴らしい。
付合った当初、売れない、売れない、本当に、ダメ営業マンなんですと、彼は自分の事を言っていました。と言うのも、元々技術者で、営業ではなかったので、真実だったのでしょう。私は、彼に言ってあげた、そんな事をお客様の前で言っているから、売れないのよ、と。
でも、彼は、会社の悪口も、上司の悪口も言わない。商品に至っては、無茶苦茶、惚れ込んでいるようで、素晴らしい商品なんですと連発する。唯一のマナス言葉は、自分自身の成績の悪さだけだった。だから、多くのお客様が、何か彼を助けてあげたいと感じるのか、次第に、売れるようになって行った。
今では、その店のエースにまで成長して、どう最近は?と聞くと、お陰さまで、今月も目標は達成出来ています、会長、誰かお客様居ませんか?と10年前とは、別人のように自信がみなぎっている。マイナス言葉は一切ない。そうなると、私もお客様を、自信を持って紹介出来る訳です。
営業は、会社も、上司も関係ありません。売れない原因は、あなた自身の中にある事に気付いて下さい。特に、マイナス言葉は、あなたの売上の邪魔をするだけです。
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